2015.03.18

制限の理由

T・プードルやシーズーなど一部の犬種のご新規さまの予約制限をし始めてはや8年。
この理由を説明する機会もあまりなかったですね。
現在も多くの方々からお電話やご来店にてお問い合わせを頂くので、とても申し訳ない気持ちで
いっぱいです。
当時制限しなくてはいけなくなったことを自分たちで目の当たりにしながらも
どうにかできないかと模索し、夫婦で何度も話し合いをしました。
お客さまからご予約のお電話を頂いても2カ月以上お待たせしてしまう日々、
これは一人一人を大切に丁寧に接させてもらっているからこそ起きる事でした。
自分たちのキャパを超えた沢山の皆さんにご来店頂くことはとても嬉しい事でしたが、
引き換えに自分たちの良さを失ってしまう事、それはwagのポリシーとは真逆で本末転倒でした。
挑戦することと引くことのバランスが取れなければプロではない・・・。
もちろん簡単には決められない決断で、周りの反応と向き合うのが怖かったですし、勇気が必要でした。
当時こんな例があるサロンは周りになく、案の定落ち込むほどに誤解されたり
反対されたりいろいろありましたが、自分たちを信じて貫きました。
もちろんお受けできずにご迷惑をかけてしまい不甲斐ない部分も多いのですが、
そうでなかったことも多かった。

技術などを丁寧に続けられている事、予約状況などを最小限の不便さで留められている事、
預けていても安心だと思える環境を作れている事、
ポリシーを理解してくださる方々が集まってくださっている事、
私たちの良さを変えずにwagらしく続けられている事。

この決断は商売下手だと言われますし、将来の不安がないと言えば嘘になりますが、
いろんなものを犠牲にしながら十何年も丁寧に積み上げてきたものに自信とプライドもあり、
自分たちが好きで始めさせてもらったことを好きだと言い続けたかった。
そしてこのお仕事を誇りに思えることは職人としてこの上ない幸せです。
ただ、このどうしようもない決断を、このまま諦らめているわけではありません。
特にご要望の多いT・プードルのトリミングに空きが出ましたら、少しずつにはなりますが
お知らせしていこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

定期的な狂犬病やワクチン接種、ノミダニ忌避剤の投与や、持病の有無など
こちらはもっと早い段階で規制し始めましたがオープン当時ではかなり珍しく、
そんなことを確認された事はないと気分を害されたり、少しお散歩に行くだけだから必要ない
という持論を持っておられたりする方々には、お受けできない理由を時間をかけて説明しても
なかなか理解していただけないこともありました。
トリミングは公共の場ですし、家では触らないようなデリケートな部分のお手入れなどがあります。
サロンが清潔にしているだけでは防げないものもあり、オーナーさまのご協力がないと
これをきちんと守っていくことは不可能です。
私たちにはお客さまである愛犬のみんなやそのご家族、そして一緒に働くスタッフや自分たちを守る責任が
あります。
wagを皆さまの安全を脅かすような信頼のおけない場所にしたくないのです。
こちらはずっと変わらずに進めていますので、分からないことなどあれば何でもおっしゃってくださいね。
決まり事の多いサロンではありますが、それがお客さま自身を守っているという事にもなっていると
信じています。
posted by wag dog life wok at 12:27 | trimming  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする